建設業者に関係する建設業法等の法令に関する情報を紹介

  1. 時事ネタ
  2. 545 view

建設企業のための適正取引ハンドブック

国土交通省が発行している「建設企業のための適正取引ハンドブック」はご存知でしょうか?
今般、「建設企業のための適正取引ハンドブック」の第3版が発行されました。第2版の内容から、資材価格高騰への対応などの新たな課題を踏まえ、取引上の最新の注意点などが盛り込まれています。非常に良く出来ているハンドブックですので、ご紹介させていただきます。

ハンドブックの概要

ハンドブックの内容は、注意が必要な取引条件がイラスト付きで分かりやすく解説されていたり、適正取引のためのノウハウにまで触れられています。「建設業法令遵守ガイドライン」などの資料に比べ、とても読みやすく、また理解しやすく作られていますので、適正取引について初めて学ぶ方にとってはオススメの資料です。

例えば、注意が必要な取引条件に関しては、2章で「章 こんな取引条件に要注意!!」として、次のような事例が取り上げられています。

    • 不明確な見積条件や見積提出期限が短くありませんか?
    • 口頭契約や契約書交付が着工後になっていませんか?
    • 契約工期が通常よりもかなり短い期間になっていませんか?
    • 契約金額が協議なく一方的に決められていませんか? 他


出典:国土交通省「建設企業のための適正取引ハンドブック第3版」(https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/content/001585799.pdf)

イラストによりイメージがしやすく、理解しやすい作りとなっています。

国土交通省の解説動画

「建設企業のための適正取引ハンドブック」を基に、建設工事の請負契約における適正な取引について解説している動画です。

ハンドブックの活用方法

弊社では「建設業法コンプライアンス研修」というサービスを提供していますが、このような有料研修に関して「従業員の数も少ないし、お金を払ってまで研修をするのはちょっと・・・。」という方もいらっしゃると思います。

そのような場合には、今回ご紹介したような国土交通省の無料の動画とハンドブックをご活用いただくと良いと思います。国土交通省では他にも建設業法令遵守に関する動画を公開していますので、従業員教育にもお使いいただくことができます。

 

    建設業者向けの最新情報を月に1回、セミナーのご案内を随時メールマガジンにて無料配信しています。またパンフレットやブログ記事を閲覧するためのパスワードもメルマガでご確認いただけます。配信をご希望の方はフォームにてお申込みください。
     

    個人情報保護方針はこちら

    This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

    時事ネタの最近記事

    1. 令和4年度の国土交通省の立入検査等の件数は?

    2. 賃貸住宅管理業者等への全国一斉立入検査結果(令和4年度)

    3. 入札契約の適正化の取組状況に関する調査結果について

    4. 建設企業のための適正取引ハンドブック

    5. フリーランス保護法案が閣議決定

    関連記事

    資料ダウンロード

       
      建設業を営むうえで、必ず守らなければならない建設業法。建設業法違反には、罰則や監督処分といった制裁があり、建設業の経営において多大な影響を与えるリスクがあります。
      そこで、本資料では、建設業法の遵守においてチェックしたいポイントを4つにまとめて解説しました。
      (※お申込み頂いたアドレス宛に、弊社メルマガをお送りいたします。)
       

      個人情報保護方針はこちら

      This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.