令和3年9月12日(日)に実施された令和3年度(上期)建設業経理検定試験の合格発表がありました。
合格者数
1級の合格者は、財務諸表が481人(合格率27.8%)、財務分析が542人(同37.1%)、原価計算が503人(同24.7%)、1級3科目の合格者は445人とのことです。2級の合格者は3678人で合格率は39.5%とのことでした。
合否通知は令和3年11月12日に発送されます。1級合格者へは、合格した科目の合格通知書が送られ、全ての科目に合格した方へは、合格証明書が送られることになります。
合格受検番号
合格受検番号の確認は一般財団法人建設業振興基金のホームページ(https://www.keiri-kentei.jp/exam/result/index.html)からご確認いただくことができます。
試験合格後は登録がオススメ
一般財団法人建設業振興基金では、1級および2級の建設業経理検定試験の合格者を対象として、会計・経理知識等の維持および向上を図ることを目的として、登録建設業経理制度を用意しています。登録者には「登録1級建設業経理士」または「登録2級建設業経理士」の称号が付与され、顔写真入りの登録証が交付されます。登録するには、登録講習会を受講する必要があります。
令和3年4月1日には、経営事項審査が改正され、その他の審査項目(W)に関して、「建設業経理の状況点数(W5)」については、経理に関して継続的に知識の向上に努めている者であることが評価要件となりました(令和5年3月31日までは経過措置があります)。以前の経審では、1級・2級の建設業経理検定試験に合格さえすれば評価の対象となっていたものが、登録講習会を受講した登録1級建設業経理士や登録2級建設業経理士でなければ評価の対象とならなくなりました。試験に合格された方は、登録講習会を受講され、登録いただくことをお勧めします。
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行政書士法人名南経営は、建設業許可手続きだけでなく、スポットでの相談対応、従業員・協力会社向けの建設業法令研修や、模擬立入検査、コンプライアンス体制構築コンサルティングまで対応しております。MicrosoftTeamsを利用したWEB面談も可能です。お気軽にご相談ください。

行政書士法人名南経営(愛知県名古屋市)の所属行政書士。建設業許可担当。建設業者のコンプライアンス指導・支援業務を得意としており、建設業者の社内研修はもちろんのこと、建設業者の安全協力会や、各地の行政書士会からも依頼を受け、建設業法に関する研修を行っている。