令和4年3月13日に実施された令和3年度(下期)建設業経理検定試験の合格発表がありました。
1級の合格者は財務諸表が368人(合格率20.4%)、財務分析が334人(同23.5%)、原価計算が225人(同12.0%)で、3科目合格者は251人(男性154人、女性97人)。2級の合格者は4163人(男性1446人、女性2717人)で、合格率は44.8%とのことです。合否通知は令和4年5月12日に発送されます。
合格受検番号
合格受検番号の確認は一般財団法人建設業振興基金のホームページからご確認いただけます。
https://www.keiri-kentei.jp/exam/result/index.html
試験合格後は登録がオススメ
一般財団法人建設業振興基金では、1級および2級の建設業経理検定試験の合格者を対象として、会計・経理知識等の維持および向上を図ることを目的として、登録建設業経理制度を用意しています。登録者には「登録1級建設業経理士」または「登録2級建設業経理士」の称号が付与され、顔写真入りの登録証が交付されます。登録するには、登録講習会を受講する必要があります。
令和3年4月1日には、経営事項審査が改正され、その他の審査項目(W)に関して、「建設業経理の状況点数(W5)」については、経理に関して継続的に知識の向上に努めている者であることが評価要件となりました(令和5年3月31日までは経過措置があります)。以前の経審では、1級・2級の建設業経理検定試験に合格さえすれば評価の対象となっていたものが、登録講習会を受講した登録1級建設業経理士や登録2級建設業経理士でなければ評価の対象とならなくなりました。試験に合格された方は、登録講習会を受講され、登録いただくことをお勧めします。


建設業に参入する上場企業の建設業許可取得や大企業のグループ内の建設業許可維持のための顧問などの支援をしている。建設業者のコンプライアンス指導・支援業務を得意としており、建設業者の社内研修や建設業法令遵守のコンサルティングも行っている。